2028年の次期マイナンバーカード導入に向けて注目される、DID(分散型ID)とVC(検証可能なクレデンシャル)の技術仕様と実装への備え。
2028年度の導入が検討されている「次期マイナンバーカード」は、日本のデジタルアイデンティティ基盤が世界の最新標準へと適応していく重要なステップです。ここで開発者が注目すべきコア技術が**DID(分散型ID)とVC(検証可能なクレデンシャル)**です。
W3C標準に基づくVCの構造
VCは、JSON-LD等のフォーマットで記述された構造化データであり、発行者(Issuer)の電子署名が付与されています。これにより、検証者(Verifier)は提示されたデータが改ざんされていないこと、および信頼できる発行者からのものであることを暗号学的に確認できます。
{
"@context": ["https://www.w3.org/2018/credentials/v1"],
"type": ["VerifiableCredential", "AgeCredential"],
"issuer": "did:example:gov_agency",
"credentialSubject": {
"id": "did:example:user123",
"ageOver": 18
},
"proof": { ... }
}
自律的なアイデンティティウォレットの実装
将来的にマイナアプリや関連サービスは、単なる認証ツールから「クレデンシャルを保管し、ユーザーの同意に基づいて選択的に開示する」ウォレットアーキテクチャへと移行します。開発者は、OpenID4VCIやOpenID4VPといった、VCの発行・検証に関する標準プロトコル(OIDCの拡張)の仕様をキャッチアップし、IdPやバックエンドシステムがこれらの形式を解釈・検証できるように準備を進める必要があります。
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この記事を書いた人:19kl42 編集部
デジタルアイデンティティ、eKYC、プライバシー保護などの複雑な仕組みを「共通言語」へと翻訳して発信しています。誰もが「デジタルな自分」を正しく扱い、信頼をデザインできる社会を目指しています。
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